鎌倉時代にはどんな料理があったの?

現代と鎌倉時代の料理は当然違うと思われますが、実際にはどんな料理があり食べられていたのでしょうか。

鎌倉時代の料理について考えてみましょう。

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武士によって肉食解禁!

鎌倉時代の料理としてどんなものを食べていたのか非常に気になるところです。

鎌倉時代以前の平安時代は仏教信仰が盛んであったことから貴族たちは肉食を禁止していたため、料理にはほとんど肉が使用されませんでした。

また、形式的な食事や料理を重視したため、実は平安時代の貴族食生活は不健康だったとされています。

しかし、鎌倉時代に入り武士が中心の武家政権となると、武士たちは獣肉を料理に取り入れるようになるのです。

武士たちは、狩りなどをして動物を捕まえるのが一般的だったので獣肉をとらえては夕飯のご馳走として並べていました。

最初は気難しい顔をしていた貴族や僧侶たちも、徐々にその魅力に取りつかれて料理に肉を使用するようになるのです。

鎌倉時代に和食の原型ができる?

日本古来の料理として和食は欠かせませんが、和食の原型は鎌倉時代にできたということをご存知でしょうか。

この鎌倉時代にはほぼすべての食材が揃っただけでなく調味料や料理の技術も進歩したことから、生ものや汁物、ご飯はもちろん、あぶりものや蒸し物、漬物といった和食の原型が出来上がります。

今現在とは微妙に作り方が異なっているかもしれませんが、味噌も作っており普通に酒の肴としても食べられていたようです。

料理の専門家や流派などもでき始めたとされており、料理も多様化していきました。

また、戦に赴く時の戦陣食としておにぎりが誕生したり、食べ物を長持ちさせるために保存食が発達したとされています。

貴族よりも武士たちの方が健康的な食生活だった?

前述したように、徐々に肉を食べるようになってくるものの貴族たちの料理や食生活は偏っていたために不健康だったとされています。

それと比較して、逆に武士たちの食生活は非常に健康的だったようなのです。

武士といっても、そもそもは農民上がりであり田畑を耕して生活をしていた人々であることから、武士の屋敷内には田畑がありそれを家臣に耕させていました。

自給自足で作っていたため常に新鮮な野菜や米が手に入りそれを食べる生活をしていたことから、武士たちは貴族よりも健康で長生きをしたとされています。

当然、新鮮な野菜を使った料理は美味しいはずですから、質素で贅沢をしなかったとされている武士たちですが、実は非常に贅沢な料理を食べていたのかもしれません。

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