鎌倉時代の産業はどの程度発展していたのか

鎌倉時代は経済も発展し貿易も盛んだった時代でもあります。

鎌倉時代の産業として、どのような産業が発達していたのでしょうか。

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鎌倉時代はどんな産業が発達したの?

鎌倉時代はそれまでの貴族の時代に代わって武士が台頭し活躍した時代ですが、産業においてはどのようなものが発展していったのかご存知でしょうか。

まず、産業の中でも農業に関しては牛や馬を使う牛馬を使用して畑を耕すようになり、これによって広い畑を人間がやるよりも早くより効率的に耕すことが出来るようになったため、生産量が上がったとされています。

その他にも、草や木の灰を肥料として使用するようになったことで作物の成長を促すようにしました。

また、鍬や鋤などの鉄製農具は以前からも使用されていましたが、鎌倉時代に入って更に鋭いものになっていったとされています。

鉄製農具を作るために鍛冶屋が発達し、養蚕や漆器、紙すきなどの手工業も発達して鎌倉時代の産業はますます盛んになっていったようです。

鎌倉時代の産業における「座」とは?

産業として手工業が発達すると、その手工業者や商人たちは「座」という組合を作り始めます。

座は、鎌倉時代とその後の室町時代に発達した組合で、座役という税を支払うことで貴族や寺社、朝廷などの保護を受けながら特定の商品の販売や製造、上演に関して特別な権利を持つことが出来た同業組合のことであり、商人や職人などが集まって作られた団体組織とされています。

座に入ることによって自分たちの利益を守ることが出来たため、多くの商人や職人が座に登録したとされているようです。

産業だけでなく商業も

産業が発達したことに比例して、今度は商業も盛んになってくるのが鎌倉時代です。

海産物や加工食品がたくさん生産されたことで人や物の移動が盛んになり、各地に「市」が開かれ行商人が行き来するようになります。

この時代の商人は店を構えている商人は少なく、露店で商品を並べて売買するのが一般的でした。

市は、人が多く行き来する寺社の門前や交通の要所などで定期的に開かれており、現在の日本において四日市など地名に市が入っている場所は、その昔市が多く開かれた場所でもあるとされています。

鎌倉時代は、京都に天皇や貴族のいる朝廷があり、幕府が鎌倉にあったことから東海道に整備が進んだこともあって、武士だけでなく商人たちの行き来が多かったのです。

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