日本の農業の発達は鎌倉時代に進歩した?

日本において農業は欠かせない産業の一つと言えますが、それが発達したのが鎌倉時代とされているのをご存知でしょうか。

日本における農業技術の発達はどのように進歩していったのでしょうか。

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日本の農業は鎌倉時代に進歩した?

鎌倉時代における農業の発達は、今日の日本を支えているといっても過言ではないくらい重要なものでした。

農業の生産性を高めるために様々な農業技術が生まれ、結果的に農業が発達していくことになるのです。

まず、田を耕すのに牛馬を利用して人間の負担を減らすようにしたり、田んぼに水を絶やさないようにするために水車の利用が盛んになっただけでなくその水車の技術も進歩していったとされています。

トイレをくみ取り式にして、それを肥料にしたり木や植物を焼いてそれを肥料にするなどの方法が生まれたのも鎌倉時代とされています。

まさに、鎌倉時代は日本における農業の開拓時代だったと言えるのではないでしょうか。

画期的!鎌倉時代に始まった二毛作

今では当たり前の二毛作ですが、実はこれが始まったのが鎌倉時代とされているのをご存知でしょうか。

二毛作についてよく知らない人もいるかもしれませんので、まず二毛作について考えてみましょう。

二毛作とは、同一の畑や田んぼにおいて同一年度内の異なった時期において、2種類の作物を栽培する方法とされています。

特に夏作と冬作を組み合わせたものが最もポピュラーな二毛作であり現在でも沖縄や鹿児島県などの暖かい地域や、海外だと東南アジアなどでも行われている方法です。

この二毛作は鎌倉時代を経て、さらに室町時代においても続いていくとされています。

農民の苦労の下に進歩した農業

このように、農業は鎌倉時代において数多くの進歩を遂げることとなるのですが、その一方で農民の苦労を忘れてはいけないと言えます。

鎌倉時代当時は、ほとんどの農民は荘園に住んでおり荘園を管理している武士や貴族、僧侶などに支配されながら畑を耕し作物を作っていたのです。

せっかく作った米もその3~4割を年貢として武士に納めなければならなかっただけでなく、その荘園に住んでいた農民たちもいざ戦となると武士たちに従って戦わなければならなかったのです。

また、年貢を収めたり戦に駆り出さられるだけでなく、武士に頼まれて荷物を運んだり橋を作ったり、武士の屋敷を修復するなど無償の仕事をしなければならないことも多かったとされています。

今日の日本においてこれだけ農業が発展したのも、鎌倉時代を始め他の時代においても農民たちが汗水たらして働いてきたからこその進歩と言えるのではないでしょうか。

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