倉時代の文化遺産として有名なものは?

鎌倉時代は武士の気合を取り入れた独特な鎌倉文化が誕生した時代でもあります。

鎌倉時代を代表する有名な文化遺産にはどのようなものがあるのでしょうか。

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武家政権の象徴、鶴岡八幡宮

鎌倉時代には様々な文化遺産が存在するとされていますが、その中でも代表的なものとはどんなものなのでしょうか。

現在では鎌倉の中心地に位置し観光地として訪れる人も多い鶴岡八幡宮は、鎌倉時代を代表する文化遺産と言えるのではないでしょうか。

鶴岡八幡宮は、先祖ゆかりの地であることや地形的に敵から襲われにくいなどのメリットがあったことから、源頼朝が鎌倉に幕府を開くことを選んだのですが、鶴岡八幡宮は幕府の守り神として由比郷にあった神社を今の位置に移して、鶴岡若宮と名付けたのが始まりとされています。

実は、鶴岡八幡宮は現在の数倍の規模を持つ神社であったことをご存知でしょうか。

なぜ小さくなってしまったのかというと、戦争の影響によってなくなったということもありますが、明治時代の廃仏毀釈が関係しています。

鶴岡八幡宮だけでなくそれに関係する仏像や経典なども焼却され、鎌倉時代には数倍の規模だった鶴岡八幡宮も今現在ではかなり小さくなり歴史ある姿を保つことが出来なかったとされています。

東大寺南大門、金剛力士像

鎌倉時代を代表する文化遺産として建築も欠かせない要素と言えますが、その中でも東大寺は非常に有名と言えます。

東大寺は、一度平氏によって焼き討ちに合い焼失してしまうのですが、それを源頼朝は宋から伝わった新しい建築方法である大仏様(天竺様)で再建するのです。

東大寺の再建は、幕府の権力を誇示するためにも必要なことだったとされています。

また、東大寺南大門の左右にそびえたつ二体の金剛力士像は、鎌倉時代を代表する運慶・快慶の作品とされており、荒く猛々しい姿で描かれているのが鎌倉時代の武士政権を象徴する見応えがあると言えます。

建立から姿を変えない鎌倉大仏

初めて鎌倉に訪れると、その大きさに圧倒されるのが鎌倉大仏ではないでしょうか。

東大寺の大仏のように、お寺の中にあるのではなく外に建立されているので、遠くからでもその大きさを確認することが出来ます。

鎌倉大仏は世界遺産としては登録されていませんが、日本の文化遺産としては鎌倉を代表する建造物と言えるのではないでしょうか。

鎌倉大仏のすごいところは、ほぼ当時に作られた状態のままで現存しているということです。

銅造阿弥陀如来坐像として国宝扱いになっており、鎌倉時代の代表する仏教彫刻としても非常に有名と言えるでしょう。

明治時代の廃仏毀釈においても、さすがにこれだけの大きさのものを壊すのは無理だったため、今も変わらない姿で残っているのかもしれませんね。

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