鎌倉時代の平均身長はどれくらい?平均寿命は?

食の欧米化やダイニングなどの普及によって日本人の平均身長は年々伸びているとされています。

鎌倉時代の平均身長、平均寿命はどのくらいだったのでしょうか。

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鎌倉時代の平均身長はどのくらい?

武士が台頭し武士政権となった鎌倉時代の人々の身長はどのくらいの大きさだったのかご存知でしょうか。

いざ戦となれば将軍のために一族一丸となって戦った武士たちですから、さぞかし身長も大きかったのではないかと思われる人も多いかもしれません。

しかし、鎌倉時代の人々の身長はそれほど大きいわけではなかったとされています。

男性の平均身長や159センチで、女性に至っては145センチとされていました。

特に、鎌倉時代以前の縄文時代、古墳時代には男性は160センチ以上とそれほど低くなかったのに、鎌倉時代に入ると急に低くなります。

なぜそこまで低くなったのか、その理由としてはどんなことが考えられるのでしょうか。

なぜ鎌倉時代の人々の身長は低くなったの?

鎌倉時代以前はそこまで低くなかったのに、鎌倉時代となると急に低くなる傾向にあるのはなぜなのでしょうか。

その理由として考えられるのは、食生活が大きいと言えます。

鎌倉時代以前の貴族中心だった時代から、武士が中心となって政権を握った鎌倉時代には、武士たちは玄米や焼き魚などが中心の食生活を送っていました。

また、仏教の教えの影響で殺生を禁じたため、肉食がタブーとされており貴族や僧侶は肉を口にすることは少なかったとされています。

肉食中心の食生活を送っている欧米人の身長が大きいことからも分かるように、動物性たんぱく質を食べることは身長を大きくすることへとつながります。

縄文時代や古墳時代は狩りをして獣肉を食べていたのに対し、鎌倉時代は動物性たんぱく質を摂取する機会が非常に少なかったのです。

とはいえ、鎌倉時代の武士たちは狩りをして獣肉を食していたのですが、普段の食生活は圧倒的に玄米や焼き魚などの和食が中心だったことから、鎌倉時代に入って日本人の平均身長が低くなってしまったのかもしれません。

鎌倉時代の平均寿命は?

今度は鎌倉時代の人々の平均寿命について考えてみましょう。

現代では、女性は85歳前後、男性は80歳前後が妥当ですが鎌倉時代の平均寿命はどれくらいだったのでしょうか。

鎌倉時代の平均寿命は24歳とされています。

そういわれると、「そんなに長生きしなかったの?」と思われる人もいるかもしれませんがそうではありません。

実際に、日本に茶を持ち込んで広めた栄西上人は74歳まで生きていましたし、北条執権の平均寿命は47歳とされていました。

初代執権であった北条時政は78歳まで生きていたとされていますので決してすべての人が短命であったわけではないのですが、なぜ平均寿命だと24歳まで落ち込んでしまうのでしょうか。

それは、子供がたくさん死んでいたことが考えられます。

貴族から武士の時代に移行したものの、庶民の生活は相変わらず苦しく毎日食べるのに精いっぱいの生活を送っていました。

天変地異によって作物がほとんど取れず、口減らしのために子供を川に捨てる親も少なくなかったため、鎌倉時代の平均寿命はここまで低いのだとされています。

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